俺を見て・・・ずっと見て・・・ 貴方だけが全てだから――― もっともっと、めちゃくちゃに俺を壊してください・・・ ▽二人で一緒に 〜後編〜▽ 蛮ちゃんの様子がおかしくなってから、10分くらいのことだった。 キスを何度も繰り返し、手がシャツの中に入ってきた。 今は仕事中。そんなのはわかってる。 でも、何かが違う。 いつもの大変さとは違う、別の大変が混じっている仕事。 今の俺にはそれしかわからない。 いや、それ以上は考えられない。 だって考える余裕もくれないんだ。 「んふぅ・・・っあ」 「銀次・・・濡れまくってる・・・」 俺の目の前でわざと指を舐める。 「いやぁ・・・蛮ちゃん・・・おかし・・・」 言いかけるとキスをしてくる。 いきなり生暖かい舌が入ってきて、俺の口の中を犯していく。 まるで俺には喋ることを許さぬように・・・ 「っ・・・はっ、んぁ・・・」 グチュっという音が聞こえる。 よく考えればここはターゲットの屋敷の中。 今は大勢の人たちが俺たちを探し回っている。 下手をすればここにいるのがバレてしまう。 いや、声が聞こえてしまう。音が聞こえてしまう。 そう思うと恥ずかしくてたまらない。 こういうことは仕事が終わってするべきなんだ。 そう思った俺は、必死に蛮ちゃんに抵抗してみた。 「んやぁ・・・ねぇ、蛮ちゃ・・・っあ!仕事終わってからにしよーよ・・・」 俺が力を振り絞ってだした声に、蛮ちゃんの動きが少し止まった。 「駄目なんだ・・・終わってからじゃ遅ぇんだよ」 その時の蛮ちゃんの顔は、周りが暗かったせいでもあるのか見えなかった。 きっと見えていたとしても、俺にはどうすることもできなかったんだ。 俺の中で指の数が増えていく。 「っ・・・!んはぁ!!・・・んぅ」 周りにつかまるものなど何もないから、俺はずっと蛮ちゃんに腕を回して痛みに耐えた。 無意識のうちに爪が立ってしまい、蛮ちゃんの背中に刺さる。 時々地面にポタポタとたれる赤いものは、血だった。 いつもよりも激しく俺の中をかき回す。 感じたことのない感覚に俺は襲われた。 今にも気が狂ってしまいそうで、でもそうなることは許されなくて・・・ 涙が少しだけ出てきた。 「ぁぁ!蛮ちゃん・・・俺、もぅ・・・」 かき回す指の速さが一気に早くなった。 「あはぁん!うぁ、あぁ・・・ぁ」 自分の意識を繋ぎ止めるのが精一杯だった。 今までの中で、俺は一番の快楽というものを味わっていた。 激しく犯されていく俺の中からは、ドロドロとあふれてくる。 床には俺が放ったモノや、俺の中から流れ出てきたものでいっぱいだった。 「じゃ・・・銀次、もぅ、そろそろ・・・っ入れてもいいか?」 声が出ない俺は、コクンとうなずいた。 蛮ちゃんの大きくなったモノが入る。 そして俺たちは繋がった。 「んはぁっ!あ・・・あっ!おっきいよぉ・・・んぁ・・・」 今までにない快楽を味わっていた俺に、蛮ちゃんが入ってくることで更なる快楽を知った。 俺の腰は、俺の意思とは関係なく動いていた。 「っん、はぁん!・・・ぅんあ、ふぅっ!」 蛮ちゃんの腰も動く。 何度も何度も俺の奥を突いては離し、また突いては離し・・・ そんなことばかりを繰り返した。 繋がっている間に何度もしてくれたキスは、なんだか苦しく切なかった。 おれから何度も抱き合った。 一体どのくらいの時が経ったのかはわからない。 目を覚ますと蛮ちゃんのシャツが俺にかけられていた。 「ん・・・蛮ちゃん?」 俺の隣で頭をずっと撫でていたくれたみたい。 その手はやっぱり優しくて、ずっとこうしていたいとかも思った。 けど・・・ けど、その願いはそんなに長くは続かない。 早くこの仕事を終わらせなければならないのだから・・・。 俺は一生けんめい起き上がろうとしたが、先ほどまであんなに激しくしていたのにそう簡単に立てるはずがない。 「無理すんな。もうちょっとだけ時間はある」 微笑みかけながら蛮ちゃんは俺にそう言った。 えへへと俺は苦笑いをし、もう少しだけ眠ることにした。 カタンッ 少し小さな音が聞こえた。 きっと蛮ちゃんが立ち上がってまた座った音だろう。 俺はゆっくりと目を開く。 だがそこに見えた蛮ちゃんは・・・ 「ねぇ、蛮ちゃ・・・ん。何で血が付いてるの・・・?」 顔には返り血だと思われる血痕がつき、手は真っ赤に染まっていた。 眠っていたためか、やっとのことで起き上がれるようになった俺は手にあたった何かを見た。 それは死体だった。 「まさか・・・この人は・・・」 いやな予感がする。 いやな胸騒ぎがする。 「そうだよ。ソイツは俺が殺したんだ」 あの日あの時、俺たちは誓ったはずなのに。 無限城をでたばかりのころだったけど、この力は誰かを守るために使うって・・・ そう約束したのに・・・ こんな・・・こんなことってないよ・・・ 「何で殺したの?何でこんな酷いことをしたの??」 蛮ちゃんは質問に答えようとはしない。 その前に、俺の顔すら見ようとはしない。 「ねぇ、蛮ちゃん。ちゃんとこっち見て」 「ねぇ、蛮ちゃん。蛮ちゃん」 ゆっくりと俺の方に顔を向ける。 だけどその瞳は・・・ 「ぁ・・・」 まるで悪魔のようだった。 いつもは紫色に綺麗に輝いていたその目が、ずっと黒く沈んだ紫になっていた。 「何で・・・どうして・・・」 今の状況がまったく理解できなくて、俺の顔は一気に青ざめていく。 「んだ?銀次・・・俺が怖いのか?」 俺の体はいつのまにか震えていた。 「俺のこと、嫌いになっちまったか?」 ジリジリを近づいてくる。 俺はそんな蛮ちゃんを無意識に拒んでいた。 一歩蛮ちゃんが近づけば、俺も一歩分後ろにさがった。 「そっか・・・俺がこえぇんだよな・・・わりぃ・・・」 悲しい顔をする。 そんな顔を見たとき、なんて俺は馬鹿なんだろうって思った。 力を振り絞って立ち上がり、後ろから抱きしめた。 「銀次?」 すこし驚いたような声で言う。 だいたいどんな顔をしているかだなんて、予想はつく。 「ごめんね?俺、蛮ちゃんが好き・・・大好き・・・愛しているから・・・」 「お願いだから俺の傍を離れないで?俺には蛮ちゃんが必要だから・・・」 抱きしめる腕に力が入る。 「銀次・・・俺は・・・」 その時だった。大きな銃声が響いた。 蛮ちゃんはニッコリと俺に微笑みかけると、俺を押した。 「走れ銀次!早く逃げろ!!!」 そう叫んだ。でも、俺は置いてはいけない。そう思ったから逃げはしなかった。 「銀次!早く!早く逃げ・・・」 俺は蛮ちゃんの袖を引っ張ると、最後のキスをした。 「逃げたくないよ・・・傍にずっと居たいんだもん」 俺は悲しく微笑んだ。 次の瞬間、蛮ちゃんは真っ赤な血を流しながら倒れた。 信じられない。 「ねぇ・・・蛮ちゃん。冗談だよね?おきて・・・ねぇ、起きて」 俺は少しずつ冷たくなっていくのを感じた。 「ぎん・・・じぃ・・・泣くんじゃねぇぞ?」 ゴホッと口から血を流しながら話し始めた。 「やだっ!喋らないで!!今からここを・・・」 「無駄・・・だ。もうここからは逃げられねぇ・・・だから、お前だけでも・・・はや・・」 「いやっ!蛮ちゃんを置いてなんか行けない!!」 蛮ちゃんはあの時言ったよね? GetBackersの“s”は、一人じゃないって意味だって・・・ 俺たちはいつまでもどこまでも、ずっと一緒だって・・・ 永遠に、死ぬときだって一緒だって・・・ そして一緒に幸せになろうって・・・ 「死ぬ時だって一緒でしょ?」 涙が溢れる俺の目をいつものやさしい手で拭くと、蛮ちゃんは微笑みながら目を閉じた。 「 」 最後に言葉を残して・・・もう動かなくなった。 そんな蛮ちゃんを俺は強く抱きしめていた。 それから数秒後のことだった。 また一つ、大きな銃声が響いた。 身を潜めながら行動している中、蛮ちゃんが急に口に出した言葉。 あの時は雑音が酷くて聞こえなかったけど、今よく考えればこう言ったんだね・・・。 『銀次、俺はお前をずっと愛してるから』 そしていつまでも忘れないよ? 最後に残してくれたあの言葉・・・ 『銀次、愛してる』 っと――――――・・・ Happy End・・・? BACK?
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